女性活躍推進計画

- 三島信用金庫では、職場における「男女共同参画」を推進するため、平成23年1月に「ポジティブ・アクション計画」を策定し、女性職員の職域拡大、管理職への登用を推進し、ワーク・ライフ・バランスの実現、職場風土の改善に努めてきました。平成28年度からは「女性活躍推進法」に基づき、ポジティブ・アクション計画を発展的に継続する形で「女性活躍推進計画」を策定しました。「女性活躍推進計画」の目標と主な具体的取組みの概要は次のとおりです。
Ⅰ.計画期間
- 平成28年4月1日~平成33年3月31日
Ⅱ.目標と取組
1. 採 用
<目 標>
- 男女公平な採用を行い、新規学卒採用者に占める女性割合を40%以上とする
<取 組>
- 女性が活躍できる職場であることを求職者に積極的に広報する
- 採用決定の段階で女性の意見が反映されるようにするとともに、中途採用における男女公平な取扱いを徹底する
- 育児・介護・配偶者の転勤等を理由に退職した職員に対する再雇用制度を導入し、利用の促進を図る
2. 配置・育成・教育訓練
<目 標>
- 入庫後一定期間内に全ての業務を経験するジョブローテーションを継続的に実施し、すべての部門に男女をバランスよく配置する
- 役席になる前に複数業務をこなせる能力を習得させる
- 女性代理、中堅職員が未経験業務を習得するための実践的な特別研修を実施する
- 嘱託、パートのキャリアアップのための研修の受講を奨励する
<取 組>
- 新人のジョブローテーション期間中に習得すべき内容を明確にして、職員に仕事のやりがいを実感させながら育成を進める
- 役席前の職員個々のキャリアプランを作成し、中堅男女職員の職域拡大を着実に進める
- 高度な知識・スキル等を身につけるためのトレーニー研修の実施、外部研修への派遣などにより、融資・営業部門でのロールモデルとなる女性職員を育成する
- 職階等に応じた女性同士の交流会を開催し、ネットワークづくりを支援する
- 男性職員の事務・窓口業務の処理・管理能力を向上させる
- 職員とパート、嘱託との仕事内容や役割区分(責任の程度等)を明確にし、その徹底を図る
- 嘱託、パートが参加できる研修情報を発信し、上司から参加を呼びかける
3. 継続就業、働き方(職場風土)
<目 標>
- 仕事と家庭責任を両立できる余裕ある職場を実現する
- 恒常的な時間外勤務を削減する
- 男女ともに、育児休業取得率を90%以上とする
- 有給休暇取得率を向上させるための職場環境を整備する
<取 組>
- 育児中の職員が増加していることに対応した営業店の適正な人員を確保する
- 属人的な業務体制を見直す(複数担当制等)とともに、効率的な業務処理が行われるよう現場の判断力を高め、権限の委譲を促進する
- 業務分担の見直し、業務プロセス等の分析・削減により、職場における業務削減の取組みを進めるとともに、その効果を検証して取組の実効性を確保する
- 両立支援制度の周知を徹底し、利用を促進する
- 妊娠から職場復帰まで一連の情報の提供、研修等を充実する
- 不妊治療への支援(休暇・時間調整等)、家族の介護問題を抱える職員に対する支援を充実する
- 有給休暇の取得目標の設定、計画的取得を促進する
4. 評価・登用
<目 標>
- 女性管理職の数を現在の2倍以上にする
- 部長級(副部長を含む)の女性役職者を誕生させる
- 理事、監事の役員候補の選定にあたり、女性候補者を加える
<取 組>
- 女性職員が自己のキャリアの中で役席を身近なものとして考えるよう、一般職に役席の仕事を周知し、理解させる
- 管理職手前の女性職員を対象として、キャリア意識醸成のための研修、キャリア相談窓口等を通じたきめ細かな支援を実施する
- 女性管理職候補者の業務経験の幅を広げ、リーダーとして必要な見識・マネジメント能力習得のための研修を受講させる等により、女性管理職を育成する
- 女性管理職や専門職のロールモデルの紹介、多様なキャリアパス事例を紹介する
- 女性部下の育成に関する管理職の意識の啓発を図るとともに、その育成成果を評価項目に追加する
- メンターの積極的な活用を進める
5. 多様なキャリアコース(嘱託、パート)
<目 標>
- 嘱託、パートのキャリア形成を促進する
<取 組>
- 嘱託(定年後の再雇用を除く)について、雇用期間の廃止等によりその能力を十分活用できるようにするとともに、職員への身分変更制度を見直し、意欲、能力のある嘱託が職員に身分変更できるようにする
- 嘱託、パートの担当する職務に見合った適正な処遇を行う
6. 実効性の確保
- 定期的に本計画の進捗状況、仕事ややりがい等に関する職員の意識調査を行い、調査結果に基づき必要な措置を講じる
Ⅲ.スケジュール
1. 目標の達成時期等
<採 用>
- 初年度から達成(取組[1]、[2]は継続して実施、[3]は初年度から実施)
<配置・育成・教育訓練>
- 初年度から取組み、最終年度には達成(取組[1]は初年度に検討開始し、順次実施)
- 初年度から順次取組み、最終年度までに達成(取組[2]は初年度に検証、順次実施)
- これまでの取組みを継続(取組[3]は初年度から実施)
- 初年度から順次取組み(取組[7]は初年度から実施)、取組[4]、[5]、[6]は初年度から検討を開始し、順次実施
<継続就業・働き方(職場風土)>
- 最終年度までに達成(取組[1]、[2]、[3]、[6]は順次検討を開始し、実施する)
- これまでの取組みを継続
- 初年度から達成(取組[4]は初年度から継続して実施、[5]は検証の上実施)
- 最終年度までに達成(取組⑦は継続的に実施)
<評価・登用>
- A. B. C.…最終年度までに達成
- 取組[3]、[4]、[6]は初年度に検証の上、継続実施
- 取組[5]は初年度に検討し、実施
- 取組[2]は2年度以降に検討し、実施
- 取組[1]は3年度以降に検討し、実施
<多様なキャリアコース>
- 初年度から順次取組み(取組[1]は初年度に、[2]は3年目以降に検討開始し、実施)
2. 実施状況の検証
- 平成30年度以降
三島信用金庫の女性活躍の状況
○採用した労働者に占める女性労働者の割合 | <平成27年度> 職 員:52.9%(新規学卒者:60%) パート:100% |
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○男女の平均勤続年数の差異 | <平成27年10月現在> 6.6年(男性:17.4年、女性10.8年) |
○男女別の育児休業取得率 | <平成26年度> 男性:100% 女性:100% |
○雇用管理区分ごとの一月当たりの労働者の平均残業時間 | <平成26年度> 職 員:13時間41分 嘱 託: 4時間52分 パート: 11分 |
○管理職に占める女性労働者の割合 | <平成27年10月現在> 4.8%(6名) |
※三島信用金庫では“人は財産”という考え方から、「じんざい」を「人財」と表記しています。